Q. 蓄膿症と副鼻腔炎とはどう違うのですか?
同じことです。副鼻腔炎は正式な病名で、「蓄膿」は俗称ですね。
Q. どうして蓄膿症になるのですか?
バイ菌が鼻の奥の副鼻腔という空洞に感染し、炎症を起こすと膿汁がたまります。小児の場合は副鼻腔にバイ菌が入りやすい形なので、起こりやすくなります。
Q. 骨の形が悪いので、蓄膿になりやすいといわれました。どういうことなのでしょうか?
鼻中隔の彎曲などが強く、鼻づまりになりがちという意味ではないでしょうか。鼻づまりが続くと、鼻内のバイ菌が出て行きにくく、停滞するので、副鼻腔炎を起こす危険性が増します。
Q. 4歳の息子が蓄膿で、ほぼ毎日の通院が3か月続いています。こんなにかかるものですか?
特に冬に、高度のアレルギー性鼻炎が合併している場合には、小児といえども、長期通院を余儀なくされる場合はありえます。ただ、薬を変えたり、点鼻液の併用など、通院経過中に治療上の工夫をしているかどうかが大切でしょう。
Q. 5歳の息子が蓄膿症といわれました。将来、手術になるのかとても心配です。
「蓄膿」=「手術」と考えている方が多いようです。特に小児の場合は、風邪の延長線上で簡単に蓄膿になりますので、手術に結びつく症状と考えるのは早計です。ただ、手術にならなければそれでよしというわけではありません。お子様の症状を解消してあげるため、通院は続けてください。
Q. 蓄膿の手術を受けることになりました。顔が腫れたり、ガーゼをぬくときの痛みが心配です。
現在、我が国のほとんどの施設では、鼻内内視鏡手術といって、鼻の穴から手術が行われています。ですから、顔が腫れるという心配はあまりありません。ガーゼを抜く痛みも、内視鏡手術では、無理矢理奧にガーゼを詰め込むわけではありませんので、あまり心配はいりません。
Q. 蓄膿の手術で2週間程度の入院が必要といわれました。そんなに休みが取れないのですが・・・。
現在、短期入院手術といって、1〜3泊程度の入院で、副鼻腔手術に取り組んでいるところが結構あります。探してみられてはどうでしょうか。
Q. 鼻茸があり、手術を勧められました。手術以外の治療法はありますか?
鼻茸が小さく、炎症が高度でなければ、内服薬である程度良くなる可能性はあります。しかし、鼻づまりなどの症状が強ければ、手術で早く楽になる方が、結局は費用的にも時間的にも得ではないかと思います。
Q. 蓄膿は手術をしても、再発するといわれました。一生、治らないのでしょうか?
これは遺伝的な体質やアレルギーの有無などによっても大きく左右されます。確かに1度手術をしても、再発する場合はあり得ますが、治療を進めていかないと、あなたが苦しんでいる症状がとれる可能性は一層低くなります。前向きに取り組んでいただきたいと思います。
Q. 小児科医院で蓄膿の治療を受けています。耳鼻科のほうがいいのでしょうか?
小児科、耳鼻科に限らず、大切なことは、鼻内の粘膜や鼻汁の状態を正確に評価し、他に鼻づまりの原因になりがちなアデノイドの有無を診断した上で、必要な処置や治療をしているかどうかが問題です。また、小児の場合は鼓膜の診察も必須でしょう。以上の点からご判断ください。 |