中耳炎の手術は手術と共に術後の処置も重要ですから、その処置をきっちり行うためにかなり長期の入院が必要とされてきました。当院で3泊以内という短期間入院が実現できている理由は3つあります。
1つは、高い技術と経験に裏打ちされた手術の完成度の高さにあります。手術の出来、不出来が術後のトラブルの多さに影響することはいうまでもありません。
2つめは、術後の処置そのものは外来でも十分に対応可能な処置なのです。あと必要なことは術後、適切な安静度を守ることにあります。当院では、術後の安静を病院の管理下で行うのではなく、発想をかえて、ほんのちょっとの自己責任で管理していただくことにより、入院期間の短縮という、非常に手術を受けて頂きやすい治療計画が実現できました。
3つめは、病院や医師側の都合の話になるのですが、手術後の処置は手術を執刀した医師が行うのが原則です。そうでなければ責任ある処置は出来ず、患者さんには大変な迷惑をおかけすることになります。病院の勤務医は、毎日外来にでているわけではありませんから、退院後の患者さんの処置を週に何度も一人の医師が行うことはシステム上不可能なのです。ですから、医師の都合のよい時間にいつでも処置が出来る入院患者さんでいていただく必要があるのです。当院では、二人の医師が責任を持って、手術と外来での術後処置を毎日、行えるので、短期入院が可能となっています。
|